うつ病の人の接し方は知ろう!味方になれる方法

休職から復職へのステップ

聴診器

自己否定が続くようなら

うつ病の回復ペースは症状の度合いや原因によっても異なるので、目に見えるケガや病気のように、何か月程度で治るといった目処が立てにくくなっています。うつ病により仕事を休職した場合、完全休養から日常生活へ戻る時期を経て、復職に向けて活動を開始する時期に入ります。それぞれ、早ければ数か月単位でステップアップしていき、仕事へのリハビリを行った後で、いよいよ復職です。ただし、復職してから職場への適応までにもそれなりに期間を要し、この間も治療を続けていることがほとんどです。産業医や人事担当者などと綿密に打ち合わせをしたうえで、一歩ずつ課題をクリアしていくことになります。しかし、復職して仕事が順調に進んでいるので周囲が褒めたとしても、自己否定を続けてしまうこともあります。このタイプの場合、うつ病になってしまったきっかけが自分に自信が持てなかったことだった可能性が高いです。そのため、仕事での自信を回復できるような接し方をしていく必要があります。復職してきて周囲からするときちんと仕事ができているのに、本人からするとできていないことばかりに目が向いている可能性があります。そのため、本人には自分ができていることと、できていないことをまずはリストアップしてもらえるように促すことが大事です。できていることが最初は少なくてもよく、本人ができていることが一つでもあると認識してもらうのがポイントです。できていないことに目が向かないような接し方を周囲も続け、これを週1ペースで継続していると、やがて、できていることのほうが増えてきます。なぜなら、今まではできていないことばかりに目が向いていたので、できていることに例え気づいていたとしても無視するような状態だったのが、リストアップや周囲の接し方により意識的にできていることを見つけ出すことが出来るようになるからです。そして、仕事の成果も大切ですが、本人が仕事をすることで、誰かが喜び、誰かが助かることに気づけるような接し方をすれば、自己肯定感を持たせることにつながります。どんな職種でも、一生懸命仕事をしていれば、上司や同僚、家族を中心に喜んでくれますし、組織であれば自分がやった仕事を受け取り、次の仕事を誰かがやるという工程が存在します。そのため、本人が仕事をすることで誰かの役に立っているのだと想像ができるような対応が大事です。本人が役立っていることを認識できれば、うつ病からの回復においても大きな進歩といえます。

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